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2016年1月20日水曜日

引退したフレさんのお話し





実は、3.2前期に入ってから、とてもお世話になっていた先輩フレさんがいわゆる「引退」を選択していました。

その理由など、聞けた事を、気持ちが落ち着いた今、記録に残しておこうと思います。



「残る人に対してのけじめ=「引退」という言葉」


アストルティアも数年ともなれば、引退なんて言葉は珍しいものではないと思います。

そもそも「引退」とあえて言わずとも、しばらくインしくなり、そのうち課金の切れ目が縁の切れ目でそのままもう戻らぬ人になる、という事は良くある事ではないでしょうか。

またネットなどでは、「引退って言う人ほど、引退しない」など、半ば、ネタ化している言葉でもありますね。

そんな中、あえてフレさんが「引退」という言葉を使ったのは、ご自身に対してではなく、まだ残るジャスミンに対して、他のフレさんに対して、選んだ言葉なんだと思います。

というのも、まずこのフレさんは、いわゆる発売日組でしたので、約10か月はジャスミンとプレイ時間に差があります。
なのでいろんな思いにも、10か月分の差があると言えます。

例えば、ジャスミンが初めて「サポだけだと出来ない事があるなー」って感じた時には、このフレさんはすでに何度も感じている可能性がある、という事です。

長い時間の中で、もちろん後から始めたジャスミンよりは、イン率が低かったりして、同じテンションで遊んでいる訳がないのは当たり前です。

なので、なかなか見かけない日が続いても、「でもいつか会えるだろう」と思っていました。

だから、あえての「引退」というはっきりした言葉を使ったんだと思います。


「どうして今なのか」

引退自体は、正直いつかは誰もがインしなくなる時が来ますし、サービス終了という強制終了だってありますから、覚悟はしていました。

でも、気になったのは「いつでも引退できるのになぜ今なのか」という事でした。

プライベートな事情であったら、こうして日記に書き残す事はなかったですが、そうではありませんでした。

結論から言うと、

「3.2のストーリー・ボス」が最後のトリガーになっていたのでした。

すごく納得できました。

まず、このフレさんは、ジャスミン同様、普段はサポPTで気楽に遊んでいました。

お互いその事は理解しあっていましたので、「コインボス」など、「アクセが出た時一人よりフレさんがいたほうが楽しい」というような目的の時だけ、PTのお誘いをするくらいで、基本的にはそれぞれサポPTで遊んでいました。

それでもインしているのを見つけると、うれしいのがフレさんの存在ですよね。

ストーリー系はこれまでも「どうでした?(勝ったよー) どんな構成でいきました?」というサポ攻略で頼っていたりもしました。

ですが、今回のストーリーは、まずジャスミンが最初のライオンでつまずいたまま、とんでもなくやる気をなくしていたので、そんな会話もしていませんでした。

ただ、ジャスミンよりは、プレイ期間だけではなく、PSや情報においても先輩だったので、きっとなんとか進んでいるんだろうな、とは思っていました。

事実、後から話を聞いた時には、「サポでは無理だったから、野良を利用してラスボスまではたどり着いていた」ということでした。

「野良という高い壁」

まず、今回のストーリーで「野良」でクリアするというイメージは、ジャスミンにはまったくありませんでしたので、フレさんの事を「さすがだな」と思いました。

ですが、その体験が、そもそも「もうこのまま遊び続ける事は出来ない」と、決意させてしまったのですが・・・。

とにかく、野良とはいえなかなかクリアするには大変だったようです。

そして、珍しく野良に参加したことで、数値に見えるステータスの差がすごく気になったということでした。

でも、ジャスミンとフレさんが遊ぶと、ジャスミンはそのフレさんより低い自分のステータスが気になっていました。

なので決してフレさんだって、ステータスがとんでもなく低いというわけではないはずです。

でもそのフレさんが、「恥ずかしかった」というのですから、すごい人がごろごろいるのかもしれません。

とはいえ、理論値じゃないと野良に参加できないのか、と言うわけではない、という事もわかってはいます。

ですが、フレさんはすごく真面目な人なんでしょうね。

苦労してラスボスまで進めてみたものの、さらに進むには、野良事情を知ってしまった今、野良にも参加しにくい。

では、引け目なく参加する為には、どうすればよいかといえば、
今以上にお金を稼いだり、ステータスアップさせる為に、単純にイン時間を増やせばいい。

言い換えれば、今のままではダメで、もっとこのゲームに時間を割かなくてはいけない、という事になるんですね。

そうして、これまでのいろんな要因が絡み合って、「だったら、もういいか」という決断になったようでした。

そして、そう思った日が、ほぼ最後の日になったようです。

「いなくなる人はさくっといなくなる」

お別れの手紙をもらって、すぐにまだログインしていることを確認して、声をかけ、話ができました。

そして、お世辞もあったと思いますが「あまりを話していると、気持ちが揺らぐから」と、さっとログアウトしていきました。


正直、アストルティアで一番仲の良いフレさんでした。
特に、唯一全キャラとフレになってもらっていて、ある意味、ジャスミンのアストルティアのすべてを知る唯一のフレさん、でした。

なので、そのフレさんがインしなくなるというショックは、とても大きかったです。

だけど、
「もうインしなくていいや、と決めたらすごく気が楽になった。これまでしばられていた日課や週課と無縁になると思うと、スッキリした」という言葉に、フレさんにとって良いことなら、何よりだな、と考えるようにしました。

キャラデリについては、実は課金したばかりで、まだ残っているので、特にする予定はない、という事でした。

いきなり、キャラの存在まで消えてしまうと、ダメージが大きいので、それはほっとしました。

「まあ、絶対戻らない、というわけではないですよ」

と最後には言っていましたが、でも多分、その言葉にこそ「もう戻らない」んだろうな、と思えました。


そして、もちろんそれからインしている姿を見た事はありません。




もともと広いアストルティアが、もっと広く感じた出来事でした。

そして、事実、アストルティアの時間とともに、格差も広がっています。

1億のレンダーヒルズが瞬時に売り切れになると同時に、どこかで1からスタートする人もいるはずです。

ジャスミンは不真面目ですから、大してコンテンツもがんばりませんし、金策も適当ですが、それでも気が付けば今年の6月でまる3年になるんですから、そりゃ最近始めた人よりは、お金も持っていて、装備も揃っていると思います。

だけど、いつ抜かれるかは、わかりません。

どこかで、のべの日数よりも、実際のイン時間、効率、要領、知識などのPSによっては簡単に、追いつかれ、追い越される時が来るはずです。

1億のヒルズに住める人にも、ジャスミンよりも後からゲームを始めた人がすでにたくさんいるでしょう。


今だ、3.2前期のラスボスはクリアしていません。

気持ちの中では、完全に「難易度選択待ち」になっています。

でも、いろんな楽しみ方があって良いと思っています。

むしろ、このはっきりとした格差こそ、ジャスミンは必要だと思っています。

だって、最初はくっきりしていた気がするんです。

ボスコインは高級なもの。それでもらえるコインアクセは特別なもの。

サブはもちろん、ジャスミンのようなへっぽこは、持っていなくて当たり前、みたいな。

それが、ありがたい事に入手経路が増え、今ではサブでもアクセなしなんて、恥ずかしい、というようなちょっとした「ゆとり」傾向になっていたと思います。

でも、最近の「モグラアクセ」「レグナード」「邪神」「レンダーヒルズ」などで、「全員が同じじゃなくていいんだよ」という大義名分ができつつあるような気がしています。

というか、出来て欲しいんです。

それは、ある種の甘えでもあると同時に、いろんな人がいろんな方法で楽しく遊べる世界であって欲しいな、と思うからです。

ジャスミンはまだまだ楽しくマイペースに遊べていますが、それはこの不真面目な性格ゆえ、というところもあるのかもしれません。

真面目な人ほど、「ついていけない」「装備が高くて買えない」などを気にして、楽しめなくなって行くような気がしました。

真面目な人ほど、報われて欲しいのに。
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